読むとお腹が空いてくるお勧め料理小説5選(時代小説編)

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こんにちは。私は料理が好きですが、本を読むことも好きです。そしてその二つが合わさった料理本はとても好きで見つけるとすぐ買ってしまいます。(この写真は私じゃないですよ)

漫画も好きですが、小説だと小説内に描写されてる料理を頭の中で自分なりに想像して読むのが楽しいですね。

おすすめ料理小説

最近は本屋でも料理小説のコーナーがあったりして、結構需要がありますよね。私も小説探すときは真っ先に探しにいくくらいなので。なので、私が読んで面白かった料理小説を紹介したいと思います。結構あるのでジャンル別で。今回は時代小説のみピックアップしていきます。

みをつくし料理帖シリーズ(高田郁)

これはドラマにもなってるし結構話題にもなったシリーズですね。

主人公の澪が作る料理が創意工夫されていてどれも食べてみたいって思う料理なんですよ。しかも巻末にはレシピがついてるから、実際試してみることも可能です。

下町の料理屋だからお手頃な食材で作ってるので試しやすいですしね。あとストーリーも秀逸で、消息不明だった幼なじみが吉原にいると分かって身請けするまでの道のりや、澪の料理の腕を嫉妬して妨害してくる相手とのやりとりだとか、いろんな苦難が待ち受けるのを料理の力でひとつづつ解決していくのは、読んでてドキドキハラハラします。

最後幼なじみをようやく身請けできたのを読んだ時には感動して涙が出てきました。料理を楽しむのもよし、ストーリーを楽しむのもよしの両方満足できる本です。

だいこん(山本一力)

これも「みおつくし料理帖」と似てますけど、つばきという飯炊きの抜群に上手い女の子が「だいこん」という一膳飯屋を開いて江戸の町で料理を通して道を切り開いていく話。

江戸の下町の話なので、これも安くて美味しい料理を作る場面がいっぱい出てきます。主人公のつばきは三人姉妹の長女で、家族みんなで店を切り盛りしていくんですが、長女との性なのかしっかりしすぎてて縁遠い女の子。

妹が先に結婚してそれに少し寂しく思いつつも、料理人として進んで行く道を選ぶんですね。あと気風が良くて、ヤクザ者とも真正面からやり合うのが読んでて気持ちいです。

銀しゃり(山本一力)

これは寿司職人新吉が自分の店「三ツ木鮨」を構えてふとしたきっかけで知り合った武士の小西秋之助の手を借りたり、幼なじみの順平と助け合ったりして暮らしてく物語。

これも江戸の町人の話。寿司職人の新吉が主人公ですが、上二作と違って、割と女の人にフラフラしてる描写もあります(笑)。

でも曲がった事は嫌いで相手が誰であろうときちんと筋を通す人柄。この本に出てくるお寿司は握り寿司ではなく押し鮨です。いろんな具を詰め合わせて木型でぎゅっと固めた押し寿司が美味しそう!って思ってしまいます。

あと合わせ酢に甘みをつけるために、柿の甘さを利用した柿鮨が出てくるんですがどんな味がするんだろうなと想像してしまいます。色々と困難が待ち受けてるんですが、フラフラしてた新吉が報われて最後はいい終わり方です。

初ものがたり(宮部みゆき)

岡っ引きの茂七が江戸の町の事件を解決するなかで商い主が元武士だと思われる謎の屋台の稲荷寿司屋を知って、その稲荷寿司屋に立ち寄って江戸の町の事件の糸口のヒントをもらいながら解決してく物語。

岡っ引きの話なので、謎解き要素の強い話ですね。あと初ものがたりというタイトル通り初鰹だったり桜餅だったり季節の食べ物がいろいろ出てきます。

岡っ引きが主人公なので推理小説的な話が中心なんですが、ここに出てくる稲荷寿司屋の正体も元武士らしいって事ぐらいで、なぜ武士を止めて屋台の稲荷寿司屋なんてしてるのかっていうのが分からないので読んでてやきもきしてきます。

料理よりも謎解きメインなので、それほど詳しく料理が出てくるわけではないですけどでもこの稲荷寿司屋で出す料理が屋台なのに手の込んだ丁寧な料理をだすその描写がとても良いです。

あとこの本ですが、一度出版されて再度新作を3編追加したものが新たに出版されてますので、買うときはお間違えないように。頭に〈完本〉てついてる方が新作です。

銀二貫(高田郁)

これは「みおつくし料理帖」と同じ作者です。時代小説っていうと江戸が舞台のものが多いですが、この本は大阪が舞台です。目の前で父親を仇討ちされた鶴之輔が寒天問屋・井川屋の主である和助に助けられて松吉という名に改めて奉公する物語。

銀二貫ていうのは、和助が仇討ちを買い取った値段。今の値段でどれぐらいになるのかはっきりわからないんですけど、それなりの商人が何年もかかって貯める金額なので相当なんでしょうね。

そうして和助に助けられた松吉が井川屋で奉公して、他の店にもない特別な寒天を作り出して店を再建する物語。最初は井川屋の番頭にも辛く当たられてるんですが(大事なお金を使ったのは松吉の所為だから苦々しく思ってる)、松吉の働きぶりをみて徐々に心許してく描写だったり、井川屋と取引のある料理屋の娘・真帆との恋の行方だったり。

この方の本は途中主人公に必ずすごい試練が訪れるんですよね。それをどうやって解決するのかっていうのが気になって、めちゃくちゃ感情移入してしまいます。

そしてこの物語の後半、松吉がやっとの思いで作り上げた練り羊羹が特別感が増して、そうとう美味しそうと思ってしまいました。

最後に

他にもまだあるんですが、厳選して5つ選びました。読んでると本当にお腹空いてきますね。料理がメインじゃない本もありますけど、そこに料理の描写が出てくるだけで、生活感が出てくるといいますか、主人公の人となりがより見えてくる気がします。私がただ単に食い意地がはってるだけかもしれませんけど。

料理抜きにしても話も面白いので是非おすすめです。

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